健康・環境に対する意識が高まっている昨今、新しい時代へ向けた2022年の食のトレンドを大胆予測！特に注目されそうなトレンドを3つに厳選してご紹介します。

【多様性プロテイン】　

プロテインといえば、水や牛乳で割って飲む粉末状の物を想像するかもしれませんが、2022年は多様な原料・風味・形状の新しいプロテインが市場に出回ると予想。すでに大豆や穀類を原料にした新しいプロテインが発売されているほか、サプリメント状やお菓子感覚で手軽につまめるスナック状の商品など様々な形の商品も多数登場しており、今後どのような商品が出てくるのか期待されています。

【CBDオイル】

今やネット・SNSでも話題のCBDオイル。昨年瞬く間に注目度が高まりましたが、その勢いは止まず。CBDオイルを使ったグミやキャンディーのほか、チョコレートなどの加工食品も登場し始めており、今年も躍進するのではないかと予想されます。

【培養肉】

2013年に世界初の「試験管で培養された人造肉」を使ったハンバーガーが生まれてから9年経った今、「培養肉」が再注目されています。培養肉とはウシなどの動物から取り出した少量の細胞を、動物の体外で増やしてつくる「本物の肉の代用品」のこと。国内で研究を進めている日清食品グループでは、2017年の8月から東京大学と「培養ステーキ肉」の共同研究を開始。肉厚なステーキ肉を実現するという、前人未到の挑戦を続けています。

2022年は、従来品を多様化する食品、将来的な食料問題を考慮した食品など、様々な食品がトレンドとなりそうです。

全国的に平年の気温を大きく下回る今冬、注意したいのが『冬型栄養失調』です。寝つきが悪い、疲れやすい、肌が乾燥する、など心当たりのある症状はないでしょうか。冬の間は寒さに対応するために〝夏の10%増し〞でエネルギーを消費するので、いつもと同じ食事をしていても、栄養不足になりがち。冬場は、普段以上に食生活に気を配る必要があります。

具体的な例として、寒さで硬直した筋肉や血管を正常に戻す「マグネシウム」が不足すると、不眠や冷え性の原因になります。納豆やひじきに豊富に含まれているので、積極的に摂るようにしましょう。

体を温めるために消費される「鉄分」は、不足すると貧血を起こしたり、免疫機能が低下したりします。特に女性が不足しがちな栄養素です。お肉やほうれん草に多く含まれているので、日頃から意識して摂るようにしてみてください。

そして空気中の湿度が低下すると、体の乾燥を防ぐため保湿成分の「脂質」がいつも以上に消耗されます。サバ、イワシ、亜麻仁油などの良質な脂質を日常的に摂って、体の内側から潤いを保ちましょう。

不足しがちな栄養素を意識して、バランスの良い食事を心掛けることが冬型栄養失調の予防になります。特に、「旬の食材」は栄養価が高く、冬の栄養不足にはうってつけです。例えば、鉄分が豊富なほうれん草は冬が旬なので、夏獲りの物よりも栄養価が高いというデータがあります。寒い冬の料理には栄養を余すことなく摂取できる、具沢山の温かいお鍋がオススメ！新鮮な旬の食材を美味しく食べて、冬の栄養失調対策をしましょう。