よくわかる油の話

オイルを知ろう vol.2~脂肪酸の中の「飽和脂肪酸」とは?~

2018/10/11
 



10月の1カ月間は「オイルを知ろう」と題し、オイルの魅力をお伝えしていきます。

2回目は、良質なオイルを知るために、「脂肪酸」についてご紹介していきましょう。
一緒にオイルマスターになりませんか?




01 脂肪酸って?



「脂肪酸」は、炭素・水素・酸素が鎖状につながった物質です。

「脂質」を構成する成分で、食品中の9割が「脂肪酸」でできています。
肉の脂肪や牛乳の脂肪、魚の油、植物油など、一見違った脂肪に見えますが、
その成分はほとんど「脂肪酸」なんです。


そして「脂肪酸」は、「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」のふたつに大別されます。


まずは「飽和脂肪酸」について詳しくご説明していきましょう。




02 飽和脂肪酸って?

「飽和脂肪酸」は、炭素の結合の手が全部水素とつながり、
まさに飽和状態にある安定した「脂肪酸」。

「飽和脂肪酸」は、炭素数(鎖の長さ)によって、
「長鎖脂肪酸」と「中鎖脂肪酸」と「短鎖脂肪酸」の3つに分類
されます。


●長鎖脂肪酸…主に肉類に含まれ、消化吸収が遅く、体に蓄積されやすい
●中鎖脂肪酸…主にココナッツオイルに含まれ、素早く消化吸収され、体に蓄積されにくい
●短鎖脂肪酸…主に乳製品に含まれ、消化吸収されやすく、体に蓄積されにくい


「飽和脂肪酸」は体によくない油と言われることがありますが、必ずしもそうではないこと、わかりますね。

しかし、注意すべきなのは「長鎖脂肪酸」。
溶ける温度が高く、常温では固体で存在しているので、体の中でも固まりやすくなります。
肉の脂やバター、ラードは「長鎖脂肪酸」を多く含んでいます。
過剰摂取すると中性脂肪と血中のコレステロール値を増加させ、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞の原因となる高脂血栓を誘発する恐れが。

一方、「短鎖脂肪酸」や「中鎖脂肪酸」は腸内環境を改善したり、ダイエットに活用できたり、脳機能の改善効果があったりと、健康維持や増進に積極的に摂取するべき脂肪酸なのです。

今、特に注目されているのが「中鎖脂肪酸」です。
では次に「中鎖脂肪酸」について、詳しく説明していきます。




03 中鎖脂肪酸はどう体にいいの?

「中鎖脂肪酸」は、ココナッツやパームフルーツなどに含まれ、母乳や牛乳などにも含まれている天然成分です。

「中鎖脂肪酸」の最大の特徴は、迅速で優れた消化吸収能力。

「長鎖脂肪酸」は、リンパ管や静脈を通って脂肪細胞や筋肉、肝臓に運ばれて分解・貯蔵されるのに対し、「中鎖脂肪酸」は直接肝臓へ運ばれ素早く分解されます。

消化酵素や胆汁酸の力を借りなくてもきちんと消化されるので、体にも負担がかからず効率的にエネルギー源になります。


脂肪として溜まりにくいことからダイエットの強力なサポーターだけではなく、消化吸収の速さや代謝のよさから持久力保持を目的にアスリートにも注目されています。
さらに、ここ数年の間に、「中鎖脂肪酸」は脳の健康にも役立つということが様々な研究によっても明らかになってきているんです。

「中鎖脂肪酸」を多く含むオイルの代表といえば「ココナッツオイル」。
「ココナッツオイル」には約60%の中鎖脂肪酸が含まれているのですが、
仙台勝山館のMCTオイルは、なんと「中鎖脂肪酸100%」なんです。
またにおいや味がないので、普段の食事に気軽にプラスしやすいのも特徴です。

今回は「飽和脂肪酸」の中の「中鎖脂肪酸」をうまく活用すれば、ダイエットや健康や運動に役立つことをご紹介してきました。

次回は、「不飽和脂肪酸」についてご紹介していきましょう。