よくわかる油の話

夏に大活躍!ハッカ油

2017/08/17
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今、「オイル」は調理だけではなく、健康や美容にもいいと注目されています。
今回は夏におすすめの「ハッカ油」についてご紹介していきます。



01 ハッカ油って何?



「ハッカ油」は、ハッカ草を乾燥させて抽出した植物油のことです。

英語では「ミント」。
シソ科ハッカ属に分類されるハーブの総称です。

原種は20~40種ですが、変種ができやすく、今では3,500もの品種が存在しているといわれています。
よく聞く品種は、スペアミントやペパーミントですね。

「ハッカ」は「ニホンハッカ」とも呼ばれ、西洋の品種に比べてメントール(含有量が多いのが特徴です。

実は日本の「ハッカ」生産量はかつて、世界一だった事もあるんです。

日本では、平安時代にはすでに栽培が始まっていたと言われていますが、
日本各地で栽培が広がり、海外への輸出もなされました。
明治時代には、当時の主要産地であった山形県からの移住者によって北海道へ栽培がもたらされたと言われています。
その後主に北海道の北見地区で栽培が活発になり、
1939年には世界ハッカ市場の7割が北見地区のハッカとなりました。

しかし、1940年代の戦争による栽培中断や外国産の安価なハッカの進出、
1960年代には、メントールが化学合成できるようになるなど、国内での生産が衰退。
現在では、北海道の滝上町が主産地とされています。


では次に、「ハッカ油」の効果についてご紹介しましょう。

メントールとは主に清涼感を出す成分。
メントールはドイツ語で、メンソールは英語。科学用語としてはメントールの表記が正式です。)



02 天然成分だから安心して使える



「ハッカ油」はなんといっても「スーッとした清涼感」が特徴です。
これは主に「メントール」の働きによるもの。

メントールは主に以下の効果効能があります。
・冷感作用
・消炎鎮痛作用
・消化不良、吐き気、咽頭炎、下痢、過敏性腸症候群(IBS)
・軽い咽頭炎や口・喉の炎症軽減
・かゆみ止め、鎮痒薬


そのほか、
・防虫
・殺菌、消臭
・リラックス

の作用があるとされています。

「防虫」の面では、夏の大敵である蚊はもちろん、ゴキブリに対しても忌避効果、ダニに対しても殺ダニなど、増殖抑制効果があることが確認されています。

ただし、市販の虫よけスプレーにくらべると持続時間が短く効果は2時間程度なので、
こまめに使用する必要があります。

「殺菌・消臭」に関しては、少量のハッカで大腸菌が滅菌したとの結果例もあり、
O-157など食中毒を防ぐ殺菌効果が期待出来るとされています。
メントンという成分が、抗ウイルス作用があるのでは、といわれています。
天然オイルなので、まな板の殺菌等キッチン周りにも安心して活用出来るのは嬉しいですね。

その他にも爽やかな香りはリビングや寝室など生活臭はもちろん、
汗など体臭や、マウスウォッシュとしても利用できます。
ハッカに含まれるリモネンの成分は「リラックス」作用に期待されていて、
心が落ち着かないときにも良さそうです。



03 夏におすすめの使い方

万能な「ハッカ油」ですが、暑い夏を乗り切るおすすめの使い方は、ずばり「お風呂」。



入浴剤として、4~5滴垂らしてみましょう。
湯上りがさっぱりとして、扇風機にあたるとより涼しくなります!

シャンプーやボディーソープに、1~2滴入れて洗ってみましょう。
 頭皮も身体もスースーして気持ちいいですよ。髪の毛がサラサラになる効果もあるようです。

そのほか、綿棒に水で薄めた「ハッカ油」をつけて耳掃除をすると、
スーッと新感覚の気持ちよさが!
殺菌作用もあるので、より嬉しいですよね。
ただしハッカは刺激があるので少量の使用がおすすめです。


ドラッグストアやインターネットで気軽に手に入る「ハッカ油」。
この夏はぜひ使ってみてくださいね。
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