• すべての油脂は、もとをたどれば、“脂肪酸”でつくられています。

    “脂肪酸”は、炭素(C)、水素、酸素の3つが組み合わされた分子。

    炭素の数や、炭素と炭素のつながり方などの違いにより、脂肪酸の種類や性質が決まります。

  • “脂肪酸”の分子に二重結合があるものを「不飽和脂肪酸」、ないものを「飽和脂肪酸」と言います。

    不飽和脂肪酸は二重結合が何個目の分子にあるかで、

    さらにオメガ9、オメガ6、オメガ3に分類されます。

    すべて、体にとって必要な脂肪酸ですが、大切なことはバランスよく摂取すること。

    熱処理された油脂や、酸化してしまった油脂ではなく、良質な油脂をバランスよく摂取しましょう。

  • 炭素の数によって脂肪酸を分類したとき、炭素が14個以上連なっている脂肪酸が「長鎖脂肪酸」、

    8~12個連なっているものが「中鎖脂肪酸」

    それよりも少ない脂肪酸が「短鎖脂肪酸」と呼ばれます。

    一般的な植物油は、ほとんどが「長鎖脂肪酸」に分類され、

    「中鎖脂肪酸」と「短鎖脂肪酸」はわずかしか含まれていません。

  • カプリル酸(C8)、カプリン酸(C10)だけで構成されているMCTオイルは消化吸収がスピーディ。

    ケトン体の生成も効率よくサポートします。

    そのため、ダイエッターや脳のエネルギー補給に役立てたい方におすすめ。

     

    一方、ココナッツオイルは、ゆっくりですが、アンチエイジングや細胞の活性化に役立つと言われる

    ラウリン酸(C12)が多く含まれているため、

    消化吸収やケトン体生成は美容が気になる方におすすめです。

  • 炭素の数が少なければ少ないほど、消化吸収&エネルギー変換が早いと言われています。

    C12のラウリン酸は「長鎖脂肪酸」に近いことから、それを50%以上含むココナッツオイルと

    C8、C10だけで構成されるMCTオイルを比べるとその差は歴然。

    中鎖脂肪酸のメリットを享受するなら断然MCTオイルがおすすめです。

  • 中鎖脂肪酸は、分子の長さが短いため、長鎖脂肪酸と比較すると約4倍の速さで消化吸収します。

    そのため、体に溜めることなく効率よくエネルギーに転換。

    食事制限中のスタミナ不足の解消や食の細い方、トレーニング中のアスリートに最適な代替エネルギーとして活用されています。

  • 中鎖脂肪酸は、胃から直接肝臓に入って、すぐにエネルギーとして分解。

    一方、長鎖脂肪酸は、脂肪組織や筋肉を通り、リンパ管や静脈、肝臓に運ばれます。

    また、余ったエネルギーは、皮下脂肪や内蔵脂肪として体内に蓄積されます。

    同じ脂肪酸でも、このように消化吸収のスピードやエネルギーになる早さが違うのです。

  • 中鎖脂肪酸は、ブドウ糖に代わる第二のエネルギー源として今注目されている、

    “ケトン体”の生成に役立つと言われています。

    実際に、中鎖脂肪酸を摂取した被験者と、コーン油を摂取した被験者の血中ケトン体量を比較すると、

    中鎖脂肪酸を摂取した被験者の方が、明らかにケトン体量が増加した、

    という実験のデータもあります。

  • 体内の糖質(ブドウ糖)が枯渇したときに、

    体内の脂肪酸が分解され生成される物質のこと。

    これまで、脳や運動エネルギーはブドウ糖だけがつくリ出すという考え方が主流でしたが、

    今はこのケトン体が、ブドウ糖に代わる第二のエネルギー源として様々な分野で注目されています。

    また、中鎖脂肪酸からケトン体を作る経路は、糖質の影響をほとんど受けることなく

    ケトン体を多量に産生されるといわれています。