今、美容や健康に効果的と注目されている「オイル」。
様々な種類のオイルがある中で、今回は話題の「えごま油」にクローズアップします‼
01 「えごま」は日本最古の油脂植物「えごま」は、シソ科に分類される1年草です。
よく「えごま」は「ごま」の一種と思われがちですが、
ゴマ科ではなく、
シソ科に属しています。青しそと同じ種類で形もよく似ていて、
葉自体の味は独特な風味があり、少しだけ苦味があります。
韓国料理ではサムギョプサルを注文すると、サンチュと一緒に出てきますよね。
お肉を包んで食べるなど、韓国でよく使われる食材というイメージが強いですが、
実は縄文時代にはすでに日本に存在していました。
インド高地や中国雲南省の高地が原産地で
中国から韓国、そして日本に入ってきたといわれています。
奈良時代には全国で栽培され、
種から採れる油は、灯油として流通していたようです。
江戸時代中期まで約800年の間、盛んに使われましたが
生産効率の高い「菜種」に移り変わっていき、激減しました。
ところが、近年「えごま油」は“ある成分”が
多く含まれていることで注目を集めています。
その成分とは…
「α-リノレン酸」です!
「α-リノレン酸」とはどんな成分なのでしょう?
では、詳しく説明していきます!
02 日本人に不足しているオメガ3が豊富!
「えごま油」と同様に「亜麻仁油」にも多く含まれている「α-リノレン酸」は、
必須脂肪酸であるオメガ3のひとつです。
必須脂肪酸は、生きていく上で必要な栄養素の中で、
体内で生成されず、食事から摂取しなければならない脂肪酸のこと。特に、現代の日本人には
圧倒的に不足しているともいわれている「α-リノレン酸」は、
・アトピー・花粉症など、アレルギー症状の緩和
・美肌・美容
・血流の改善
・悪玉コレステロールの低下
・癌細胞の抑制
・うつ病の改善・予防
・脂肪燃焼効果などの作用に優れているといわれています。
さらに注目が集まったことで、いろいろな銘柄を目にするようになりました。
それと同時に国民生活センターへは、
「えごま油」に関する問い合わせやクレームが入り、調査が行われたそうです。
残念ながら原産国の記載がない、
一般的なものよりもα-リノレン酸の割合が低いものなどが発見されています。
では、選び方や注意点はどういったものなのでしょうか?
03 「えごま油」の注意すべき特徴は?「えごま油」は、熱に弱く、酸化しやすい特徴があります。
選び方としては
・低温圧搾、または圧搾一番しぼりのもの
・α-リレイン酸が60%ほどのもの
・箱や遮光瓶に入っている物
・安すぎないものを選ぶ熱を加える焙煎などの方法は酸化が早く進む可能性があります。
時間がたつにつれて酸化も進むので、
開封の際に色や香りを確かめ、冷蔵庫で保管し
1カ月ほどで使いきれる量を購入するとよいでしょう。
1日の摂取量の目安は、
大さじ1杯。
そのまま飲むことはもちろん、タンパク質と一緒に摂るとよりいいといわれています。
卵かけごはんや納豆に入れて、ぜひ食べてみてください。
04 「MCTオイル」との併用で脂肪燃焼効果UP!?中鎖脂肪酸100%でできている「
MCTオイル」は、
消化吸収がよく、エネルギーになりやすいので、
中性脂肪として体内に蓄積することなく、
体のエネルギー源になり、空腹感の抑制にも役立ちます。
「α-リノレン酸」は中性脂肪をおさえ、
脂肪燃焼を促す効果があるとされているので、
あわせて使うことで、体に溜まった中性脂肪を減らす手助けをしてくれるのです。「体重が落ちているのに脂肪が減らない…」
と思っている方にはぜひおすすめです!
いつもの食事にMCTオイルと適量のえごま油を加えて、
ワンランク上のオイル生活を取り入れてみるのはいかがでしょうか?
どちらも摂り過ぎには充分に注意して、
効率のいいダイエットをしてみてくださいね!