加熱OKな《オメガ3》オイル『カメリナオイル』に注目!
健康への意識が高まっている昨今、体に良い効果をもたらす不飽和脂肪酸、
《オメガ3》が含まれているえごま油や亜麻仁油など「健康にいいオイル」を意識して摂っている方も増えていますね。
それらのオイルのほとんどは、熱に弱い・保存方法が難しいなど、扱いがデリケートなオイルばかり。
そんな中、
加熱ができて普段使いしやすい
「カメリナオイル」に注目が集まっています。
今回は「カメリナオイル」の特徴などを説明していきましょう。
01 カメリナオイルって何?どうして注目されてるの?「カメリナオイル」は、カメリナサティバ(和名:ナガミノアマナズナ)と呼ばれる
アブラナ科の植物種子から作られたオイル。
注目を集めているのは、主に下記の2点が理由です。
① 加熱しても《オメガ3》が壊れない
② 常温で保存できる
まず①に関して。
「カメリナオイル」は発煙点が高く、加熱しても《オメガ3》がほとんど壊れません。
つまり、
炒め物や揚げ物など、一般的な家庭料理に使用可能なんです。
同じオメガ3を含むえごま油や亜麻仁油は、加熱すると《オメガ3》が壊れしまうので、
加熱料理ができません。
「カメリナオイル」は気軽に毎日の生活に取り入れられるオイルなんですね。
次に②。
常温でも大丈夫な理由は、ビタミンEなどの
天然抗酸化成分が豊富に含まれているから。
開封後の劣化が少ないんです。
「開封したら早めに使い切らなきゃ!」
「冷暗所に保存して使うのを忘れた!」
などの不安が少なく、
キッチンの使いやすい場所に置けるのは嬉しいポイント。
つまり「カメリナオイル」は、用途によってオイルを使い分ける必要がなく、
普段使いしやすいオイルなんです。
では次に、「カメリナオイル」の栄養分について具体的に説明していきます。
02 どんな成分が含まれているの?「カメリナオイル」に含まれている成分は以下です。
・αリノレン酸・
オレイン酸・
イコセン酸・
ビタミンE・
βカロテン・
植物ステロール・
レシチン「カメリナオイル」に含まれるαリノレン酸は《オメガ3》系。
そしてオレイン酸とイコセン酸は《オメガ9》系、
この他に《オメガ6系》の脂肪酸です。
これらの脂肪酸は「不飽和脂肪酸」。
以前のコラムでも紹介しましたが、
脂肪酸は「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に大きく分類され、
「不飽和脂肪酸」はさらに「一価不飽和脂肪酸」と「多価不飽和脂肪酸」に分類されます。
「一価不飽和脂肪酸」は《オメガ9》とよばれ、体内で合成できる脂肪酸。
「多価不飽和脂肪酸」はさらに《オメガ3》と《オメガ6》に分けられ、
これらは体内で合成できない『必須脂肪酸』なんです。
この「必須脂肪酸」の理想的な摂り方は
オメガ3:オメガ6=1:4 とされています。
《オメガ6》はオリーブオイル等にも含まれ、
普段の料理から摂取している事も多く、過剰状態であることがほとんど。
それに対し、
圧倒的に足りないと言われているのが《オメガ3》です。
この《オメガ3》はサンマやイワシ、アジなどの青魚に多く含まれていますが、
効率的に摂り入れるには《オメガ3》のオイルを摂る事がおすすめ。
「カメリナオイル」のオメガ脂肪酸は
オメガ3:オメガ6:オメガ9=2:1:2つまり、
《オメガ3》が豊富含まれており、積極的に摂るのに理想的なオイルなんですね!
では実際に「カメリナオイル」には、体にどんないい働きがあるのでしょうか?
03 どんな働きがあるの?「カメリナオイル」の働きは以下です。
・血栓予防
・アレルギーの緩和
・肝臓の解毒をサポート
・認知症予防
・動脈硬化の予防
・ターンオーバーを助けて美肌効果
・頭皮の状態を改善このように、
健康だけでなく美容にもいいオイルなんです。
良いことだらけの「カメリナオイル」。
どんな香りや味がするのでしょうか?
・濃厚なココナッツのような独特の良い香りor青みの強い香り
・さらっとしている感じ方はそれぞれですが、独特の青みがかった香りに感じる人も。
気になる場合は、「生」は、えごま油や亜麻仁油を使用し、
「加熱調理」用として使用してみてください。
さまざまな「体にいいオイル」がありますが、好みや用途で使い分けて、
自分のライフスタイルに合うオイルを使用してくださいね。